ボードゲームをやっていて、あると便利だなと思って作ったサマリーを一部公開します。

 

 

■『ボヘミアの村』

建物の説明


即時や終了時などのアイコン追加。蹴り出し可能な建物情報も。

A4内に6枚。1枚92x66ミリ。

ダウンロードはこちら➡http://xfs.jp/ZhApg

 

■『キングオブニューヨーク』

行動順とダイス目の説明

1枚のサイズは92x66ミリ。

一般的なポーカーサイズよりちょっと大きいくらいのものがA4内に6枚並んでいます。

ダウンロードはこちら➡ http://xfs.jp/bewKZ

 


 

■『チネチッタ1937』

得点計算ガイドとカードのアイコンリスト

左側が最終的な得点計算のまとめ、右側がカードのアイコンリストになっています。

1枚のサイズは92x66ミリ。

一般的なポーカーサイズよりちょっと大きいくらいのものがA4内に6枚並んでいます。

ダウンロードはこちら➡ http://xfs.jp/UHrx7

この記事は、Trick-taking games Advent Calendar 2015 の 17日目にあたるエントリーです。

■はじめに
ゲームマーケットでゲーム売ったりしてます。でじといいいます。
今、トリックテイキング(以下トリテ)のゲーム作ってまして、未発表ながら基本ルールがまとまりました。はじめに浮かんだ骨格を維持しながら、問題が出てきては解決するを繰り返し、なんとか形になるまでの顛末を書かせていただきます。行き当たりばったり系の人が、いかにじたばたしてゲームを作っているかを楽しんでいただければ幸いです。

■飲みながら遊べるゲーム
酒飲みながらダラダラと何回も遊べるゲームが作りたい。
全てのきっかけは、自分でツイッターにつぶやいたこの言葉です。
酔って思考能力が落ちてても半自動で回るシステムがあり、何度も勝ち負けが起こって一喜一憂できる。そんなゲームを作りたい。
ということで、マストフォローのトリテがいいんじゃないかなと思い立ちました。
マスト(〜しなければならない)フォロー(後に続く)なので、出せる選択肢が狭められ半自動的に回る。トリック(1巡勝負で場に出される札)テイク(取る) は、一枚ごとに勝ち負けがあり一喜一憂できる。

■準備が楽なのがいい
何度も遊ぶとなると、準備が面倒くさいのは嫌です。トリテの場合、プレイ人数によってカード構成を変えないと遊べないのもあるんですけど、酒飲みながらダラダラしてるのにそんな作業はしたくない。できればカード全部集めてシャッフルして3枚配ったらスタートくらいの楽さがいい。それが最初にイメージしたルールでした。
一応テストカード作ってみましたが、まぁ3枚だとさすがに何も面白くないですね。速く終わるけど面白くもなんともない。これはだめです。
しかし準備が楽なのは捨てがたい。

■カードを増やす
配る枚数を増やさずに調整できるところはないか。目をつけたのは、フォローができなかった場合の処理です。マストフォローのトリテの場合、フォローできないときでも何かカードを出さなくてはいけなくて、それがどんな数字でも負けというのが基本です。そのルールでいくと、3枚しかなければ3回出して終わってしまう。しかし、フォローできない時には出せないルールにするとどうでしょう。カードは減らないのでゲームが長持ちします。
さらに、手札を山札から一枚追加することにすれば、いいカードが手に入る可能性が出ます。引かされる行為がひょっとしたら強い武器を手に入れることになるかもしれない。あとで増えるなら、最初は少なくてもいんじゃないか。そう考えました。

■ゴーアウト
フォローできなかったらカードが増える。とすると、全体としてはカードが増えることがマイナスとなるルールにする必要があります。逆に言えば、カードが減ることがプラスになるルール。これはよくあるゲームのシステムです。ゴーアウト。手札をなくしたら勝ち、というゲームです。
ゴーアウト系のゲームにも名作がいっぱいあります。UNOとか超有名。もちろん楽しいです。何より、早抜け系のゲームは勝ち負けがわかりやすく初心者でも盛り上がれます。これは面白いゲームになりそう!って思いました。
でもここで大きな問題が出てきます。手札をなくしたら勝ちというゲームはトリテか?という大問題です。トリックをテイクするからトリックテイクです。目的はあくまでもトリックをテイクすることにしないといけない。じゃあ、テイクに関連する条件を満たさないと手札をなくしても勝てなくすればいい。ここに条件付きゴーアウトのトリテ案が浮上します。

■カウンティング
トリテですよというゲームに必要なものとして、一つはトリックをテイクするのが目的であるということをあげました。もう一つ考えていたのは、カウンティングです。カードの種類や枚数を把握し、誰が何を出したかを覚えておいて勝率を上げるというのがカウンティングです。カウント+イングですね。日本語にしたら「数えてる」ってことです。数えてる、だとダサいのでカウンティングと呼びます。
この、なにそれ素敵!って感じの技ですが、まぁ普通はできません。漠然とあの種類いっぱい出たから残り少ないだろうなーくらいで遊んでます。普段でもそうなのに、酒飲んで思考能力落ちてる状態でカウンティングがしたい。だってカウンティングできたら格好いいじゃん。
さて、どうしましょう。覚えること減らせばいいんです。数字減らせばいいんです。数字は1〜5までにしましょう。

■カードの枚数
カードの種類(スート)は4種類にするって決めてました。トランプもそうだし、わりと4スートのゲーム多いんで馴染みやすいんじゃないかと思いました。このゲームのために新しく覚えることは極力避けたいのです。
4種類となると、数字が1〜5で合計20枚です。20枚しかない。これまでの経験上、テキストとか書いてないカードゲームは30枚以上ないと早く終わりすぎる。たぶんトランプが52枚あるのはそういうことなんじゃないかなぁと勝手に思ってます。面白いカードゲームって50枚から60枚くらいな気がします。まったく根拠ないので信じちゃダメですけど。
これまでのルールでカード枚数を増やすにはどうすればいいか。まぁ、種類増やせばいいよね。8種にすれば倍の40枚になります。でもね、8種を見分けるのって大変なのね。酔っ払いだし。そもそも見分けられたひとが勝つゲームじゃない。
種類増やすのがダメなら数字を増やしましょう。同じ数字が2枚ずつあればいいんじゃないか。それでも倍の40枚になるじゃない。

■どっちが勝つの問題
同じ数字が2枚ずつあるとどうなるかというと、同じ数字が2枚とも出たらどっちが勝つのかという問題が起こります。既存のゲームの場合、先に出したほうが勝つとか、後で出したほうが勝つとかいうルールがあるのですけど、いろんなゲームを知るほどに混乱してきて、このゲーム先出しと後出しのどっちが勝つんだっけ?って3回くらい聞いたりします。なにしろ基本設定が酔っ払いなもんで、もっとひどいかもしれない。つまり馬鹿でもわかるようにしないといけない。見た目ではっきり勝ち負けがわかるようにしたいところです。

■最高に幸せな瞬間
ここまででクリアしてない問題が2つ。
‘韻舷字を使っても勝ち負けがわかるような見た目にしたい。
⊂魴鑄佞ゴーアウトの条件をまだ考えてない。
ということは、勝ち負けがわかるマークを作って、同じ数字の片方だけにつけて、そのマークを集めたらゴーアウトしてもいいことにすればいいのです。すると、マークがないのをいくら取っても勝てないというルールが同時に発生するので、さらに展開が広がるでしょう。大きな数字出して勝負に出たのにマークのないカードばっか集まった!なんてことが起こります。面白そうです。うぉぉぉ、俺天才じゃね?と思いました。噛み合った!って感じですね。ゲーム作ってて最高に幸せな瞬間です。

■調整は続く
基本骨格ができたので、あとは微調整です。36枚のほうが安く作れると思って宝石の5を抜いたり。変化をつけようと思ってカードの1は宝石2個にしたり。テストプレイしてもらったら、さすがに3枚スタートはどうにもならんので4枚にしたり、などなど調整している最中です。マストフォローのトリテは1人でテストしてもそこそこ回せるのですが、やはり他人の意見は大事です。同時に、面白いカード構成になったので欲が出まして。4枚くばるゴーアウトの基本ルールの他に、ほぼ配り切ったり切り札があったりするトリテになるルールも考え中です。あといくつか重要なルール書いてませんけど、それはまた完成した暁に。

■トリテおもしろいですよ
お気づきのかたがいるかもしれませんが、右往左往しましたけどマストフォローというシステムは首尾一貫して盤石でした。マストフォローというシステムに乗っかると、出したくても出せないカードや、出したくないのに出さなくてはいけないカードが出るので、わりとままならなくて面白いゲーム作れるんです。それだけ優秀なシステムだということです。そこから派生したゲームが世の中にはいっぱいあります。もし、トリテを食わず嫌いしている人がいたら、もったいないですよ。キノコ食えなかった人がキノコ好きになった途端に、世界中に美味い料理がこんなにあったのかってくらい増えるのと同じです。
トリテって、ずっと初心者には難しいとか言われてたんですけども。あまりにも初心者には難しい初心者には難しいと言われすぎて、かなりメジャーなゲームになっちゃいました。分かりやすくなるような工夫がされたトリックテイクもいろいろあります。ぜひぜひ遊んでみてください。今作ってるトリテが完成したら、そちらもよろしく。ショートルールは選択肢が少ないので、慣れてなくても遊べるはずです。

ということで、Trick-taking games Advent Calendar 2015 の17日目、トリテを作ってみた話でした。

ホトトギスのソロプレイルールが固まりましたので公開します。
役プラスαって感じですかね。

一人用
上五・中七・下五をシャッフルし、さらに武将カードもシャッフルして山札にします。
全ての山札から1枚ずつオープンします。武将と手札を見て、チャレンジする交換回数を決めます。
交換1回:将軍レベル
交換2回:大将レベル
交換3回:組頭レベル
交換4回:足軽レベル
組頭レベルにチャレンジするとします。手札を捨札場にオモテにして捨てて山札から1枚引いて手札に収める、これで1回です。組頭はこれを1武将につき3回できます。
3回交換した結果、その武将の詩歌がそろわなければ武将を捨てて新しい武将を山札の上からめくります。
この新しい武将で揃っていなければ、また3回交換します(つまり武将切り替え時の3枚の手札は、切り替える前と新しく引いた武将の両方で判定されます)。
そうやって交換していき、3人目の武将の交換回数が終わる前に手札がそろえば勝ちです。あなたは組頭です。

特殊カードは以下のようになります。
【諸行無常が出た場合。それを捨札に置くと、ただちに武将が捨札になります。その後、上中下の山札から該当の1枚、武将から1枚引きます。捨てる前の武将は勝利判定に参加できません。
特殊能力は以下のように使います。
秀吉は通常のゲームどおり1回に2枚交換できます。
家康は通常のゲームどおり捨札と手札を交換できます。1人用に限り、武将も捨札となっています。
信長は他のプレイヤーがいませんので、特殊ルールとして諸行無常を武将交換せずに捨てることができます。

将軍レベルをクリアするのはほぼ運です。何度か挑戦すれば大将まではいけるかと思います。お試しあれ。
ホトトギスというゲーム。カードはどんなんかな?というのをご紹介したいと思います。

まず上五カードがこちら。
上五
左上からいきますと、諸行無常が1枚です。武将が変わる逆転カードですね。
右に行きますと、「鳴かぬなら」が3枚。これが正解のカードです。
「古池や」「柿食えば」というのは有名なやつですね。正式ルールではありませんが、そこから始まる575をそろえることもできます。
最後の3つはノイズです。鳴くのは口偏ですのでよろしくお願いします。

続いて中七カード。基本的に3人はこれを奪い合うことになるので枚数が多いです。
中七
諸行無常が1枚。「殺してしまえ」「鳴かせてみせよう」「鳴くまで待とう」と、各人の正解カードが2枚ずつ。
実は、元ネタである「甲子夜話(かっしやわ)」には三人のあとに続きがありまして、
なかぬなら 鳥屋へやれよ ほとゝぎす
なかぬなら 貰て置けよ ほとゝぎす
という2つがあります。汚職役人への皮肉と考えられています。これも入ってます。
あとは、上五にあった「古池や」「柿食えば」に続く「蛙飛び込む」「鐘が鳴るなり」も入れてます。
最後の二枚は、とりあえず七文字のを入れた感じですね。深い意味はありません。

最後に下五カード。

下五
諸行無常が1枚。正解が三枚。ここまでは上五と一緒ですが、上五は文字違いの引っ掛けでしたが、下五はもう脱力するくらいの間違いを入れています。

とまぁ、こんな感じで、詠み人知らずではありませんが、正しい手札をそろえる途中でも、変な五七五ができて楽しめるのではないかと思います。つい笑ってしまうと、あぁ変なカードが来たんだなとバレてしまうのでお気をつけ下さいな。
テストでは、捨札に「古池や」「蛙飛び込む」と出ちゃったら、もう「水の音」を置きたくて仕方なくなるという現象も起きました。芭蕉賞ということで、全員が勝つ協力ゲームにしてもいいかなとか思いましたけど、それはまぁ、バリアントルールってことで。

ということで、カードゲーム「ホトトギス」。今度の日曜日16日にゲームマーケットで頒布いたします。

オフィシャルサイトの方で、説明と予約受け付けてますので、よろしくお願いします。
http://decoctdesign.com/hototogisu.html
 
ボードゲームむ〜び〜風船さんによるゲムマ配信会に参加してきました。
緊張しましたが、途中でネタがうけたので、なんとか。

もっと真面目なゲームだと思われてたので、そういうもんなのかぁと。
よく考えたら、完全に知らない人の意見って初めて聞いたんだった。
そういうの貴重ですね。

ホトトギスは、手元でアホな575もできるので、笑ったら「あ、こいつまだそろってないな」というのがバレるゲームでもあります。

ということで、さっそく動画がYouTubeにあがってたので貼っておきます。
昨日の今日で、仕事早いなぁ。